アーテイストプロフィール

1965年熊本市生まれ。東京芸術大学大学院博士課程修了。1996年、論文「カール・ニールセンの音楽」及びニールセンの作品の演奏により、ヴァイオリンの分野では日本で初めての博士号を取得。在学中にデンマーク、ロンドンでも研鑽を積む。Altusレーベルよりアルメニア国立フィルハーモニーオーケストラと共演した「伊福部昭：ヴァイオリン協奏曲第２番」及び、北欧作品を集めた「Nordic Music for the Violin」（レコード芸術準推薦盤）等がリリースされている。音楽誌の北欧音楽に関する記事への寄稿や、楽譜の校訂も多く手がけており、プロコフィエフのヴァイオリンソナタ第１番、第２番、ソロソナタ、ドントのエチュード作品35と37、ニールセンの「ヴァイオリン作品集」（以上全音、校訂）、グリーグの「ホルベアの時代より」、「二つの悲しき旋律」、「ペール・ギュント第1、第2組曲」（以上オイレンブルグ版解説）が発売中。これまでにヴァイオリンを故猪本乙矢、猪本耀子、澤和樹、水野佐知香、海野義雄、大谷康子、浦川宜也、ベラ・カトーナ各氏に、論文指導を船山隆氏に、楽曲分析を南弘明氏に師事。2009年3月まで東京芸術大学弦楽器科非常勤講師を勤めた。
現在、上野学園大学准教授（弦楽器主任）、東京芸術大学ソルフェージュ科非常勤講師。