アーテイストプロフィール
片岡 綾乃(パーカッション) Ayano Kataoka,percussion
5歳よりマリンバ、15歳より打楽器を始める。東京芸術大学音楽学部卒業。ジョンズ・ホプキンス大学ピーボディ音楽院にて修士課程、イェール大学音楽院にてアーティスト・ディプロマコースを修了。久保友子、藤城佳之、高橋美智子、有賀誠門、ロバート・ヴァン・サイスの各氏に師事。 ニューヨークのリンカーンセンターを拠点とし、世界のトップアーティストをメンバーとするChamber Music Society of Lincoln Center(リンカーンセンター室内楽協会)に打楽器奏者として初の所属アーティストとなる。CMS主催の室内楽コンサートシリーズで、エマニュエル・アックス/野崎洋子夫妻、ドン・リウツィ氏(フィラデルフィア管弦楽団首席ティンパニスト)とバルトークの「2台ピアノと打楽器の為のソナタ」を共演。2004年、世界的チェリストのヨーヨー・マと、彼のプロデュースするシルクロード・アンサンブルによるNHKのドキュメンタリー番組「新シルクロード」のサウンドトラックをメンバーとコラボレーション、その模様は番組の中で放送され反響を呼んだ。またヨーヨー・マとは、ニューヨークのアメリカ自然史博物館にてチェロと2人のパーカッショニストの為の新曲「Self Comes to Mind」(Bruce Adolphe作曲)を、脳神経科学者による脳のイメージ画像とのライブコラボレーションという形で世界初演。その他、ストラヴィンスキー作曲の「兵士の物語」を、アメリカのTVシリーズ「M*A*S*H」のホークアイ・ピアス役で有名な俳優のアラン・アルダ、同じくTVドラマ「ER緊急救命室」ジョン・カーター役で知られるノア・ワイリーなどと共演するなど、ジャンルを超えたアーティストとのコラボレーションを多数おこなっている。
2008年よりマサチューセッツ大学アマースト校音楽学部打楽器科常勤講師として後進の指導にも当たっている。